メロディー・ハウス 先生紹介  


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東京藝術大学作曲科卒業。在学中、フランス・パリにて即興演奏の研鑽を積み、滞在中に同地ガヴォー・デ・スプリットにて即興演奏(パリへの思い)を発表する。帰国後その可能性を探求し続け、まず始めに三味線や尺八などの和楽器のために書かれた古典曲を始めとする過去の作品に、ピアノ即興演奏で伴奏付けしていく形態をプロデュースし、和楽器全般とのコラボレーションを実現する。そして日本舞踊という視覚的な表現との融合にまで発展させ、それ以来は音に関するものだけでなく、バロックからコンテンポラリーまでの西洋的なダンスや、ライブペインティングといった即興絵画にいたるまで多種多様な共演を重ねている。また、多数の音の出る玩具でオーケストラを編成し、それらを全て自分で操作しながらピアノ 興演奏する形態を立ち上げ、現代的な表現についても模索している他、邦楽のためだけでなく洋楽のために書かれた過去の作品も取り入れ、それらをその場で変化させて演奏していく「即興編曲」や、新しいコミュニケーションの形として生み出した「Color Variation」や「Human Variation」といった表現スタイ ルによって独自のスタイルを確立し、即興演奏が教育的にも大いなる可能性に満ちていることを確信する。それらは大学卒業と同時に携わっている音楽療法や、児童館や小学校などでのワークショップにおいても実践されている。その他、作曲家・編曲家・演奏家としてだけでなく企画者としても「《想像作曲法》〜伊東光介の世界」(東京藝術大学第2回奏楽堂学内公募入選企画)や、「《空間作曲法》〜伊東光介の世界2」(和楽路会20周年記念事業委嘱公演)を始め、様々なコンサートに多数携わる。
2009年より【世界を音に「変換」、音を世界に「返還」】プロジェクトを始動開始し、4月に武蔵野市の後援を受け、井の頭恩賜公園にて“被爆ピアノ”を用いた野外コンサートを企画・上演する。その中で、お客様にピアノの高音部に一列に並んでそれぞれに好きな音を弾いてもらい、それらにその場でピアノの低音部で次々に伴奏付けしていくという“リレー連弾”を行い、約200人と共に音を奏でた。8月には栃木県栃木市文化会館にて再び被爆ピアノを演奏(栃木県で被爆ピアノが演奏されたのはこれが初めて)し、未来への祈りとしてその表現を奉げた。
現在はCM音楽、ドラマ・映画音楽などにおいても活動の場を広げ、パスコTV-CM「超熟」、「イングリッシュマフィン」(08年2月-09年1月)音楽作編曲・ピアノ演奏、アフラックTV-CM「アヒルラジオ1、2」(09年3月-)音楽ピアノ演奏、テレビ東京開局45周年記念ドラマスペシャル「白旗の少女」劇音楽作編曲、映画「20世紀少年」劇音楽アレンジ等に携わる。アコード出版作品コンクール入賞、自作の吹奏楽作品が委嘱作品に選ばれ出版されている。
稲城台病院勤務(音楽療法)、武蔵野音楽大学附属高校音楽科非常勤講師。

メロディー・ハウス企画30-2009において、『若い音楽家と子どもたちとの感性のコラボレーション』というコンセプトに副って、音楽パフォーマンス“おおきなかぶ”の創作に、子どもと一緒に取り組んでいただいた。光介先生の素晴らしい才能は、メロディー・ハウスの《新しい創作スタイル》の可能性を、大きく拓げて下さっている。



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